iPhone 5の発表日がほぼ決定し、それに先んじてNOKIAはLumia 820/920をお披露目したりとスマフォ市場が盛り上がっている今日この頃ですが、筆者の注目はあくまでもWindows 8です。WP8にも興味はあるものの既にLumia 710で満足してしまっている感があり、のんびり様子見という感じです。基本的に殆ど携帯で作業をしない人なので、更にスペックが上がったところでやりたいことが思い浮かびません。それぐらいWP7.5の完成度が高いということでもあるのですが、今後乗り換えていくとしたらそれこそPureView目当てになるのでしょうか。とりあえずはLumia 920の価格が楽しみです。

 さて、今回はWin8デバイスを取り巻くメモリの話をしたいと思います。IFAで登場した製品達をみて、そろそろしっかり利用シーンを想定する必要があるかなと考えているところですが、実用上最もネックとなるのがメモリという結論にたどり着きました。

 そもそも、筆者がWin8に期待を寄せている理由はつい最近までもっぱらARM対応のRTの存在でした。その理由は至極単純で、消費電力の低いARMデバイスを使えば軽くて駆動時間の長いマシンが出来上がるからです。実際にTegra2を載せたTF101でその駆動時間を身を持って体験しているということもあり、早くWindowsが来ないものかと心待ちにしていました。
 そんな中、次々と発表されていくWin8機を見て考えを改めさせられました。筆者がすっかり忘れていたAtomの存在です。Atomと言えばIntelの省電力プロセッサで、かつてはネットブックブームのきっかけにもなったプロセッサ群ですが、しばらく息を潜めていたのでてっきりもう後継は出ないものだと思っていました。ところが、蓋を開けてみるとこれまで発表されたタブレットの多くがAtom搭載で、駆動時間も十分実用に足る値です。となると、選択肢としてはむしろこちらの方が魅力的で、なによりRTでは動かない既存のx86アプリケーションが使用できます。  というわけで、今筆者の中ではドッキングキーボードつきのAtomタブレットへの期待が非常に大きいです。ちなみにAtomの効き目はかなり大きく、SamsungのATIVシリーズではCore i5モデルが公称8時間駆動に対し、ほぼ同サイズのAtomモデルでは13.5時間まで延びます。

 そうして話はメモリに戻ってくるわけですが、Atomの弱点は今も昔もメモリ容量です。Win8タブレットを見回してみると一部Core i5モデルは別として搭載メモリはそろって2GBとなっています。もっとも、ARMモデルも今回はそろって2GBだったりしますが。
 純粋にタブレットとして見るのであれば2GBという値は決して悪くはありません。Appleの現行iPadも、ASUSのTF700もメモリは共に1GBです。各OSでメモリの消費量が多少異なるとはいえ、Win8タブレットの優位性は明らかです。ただし、これはあくまでもタブレットとして見たときの話です。
 筆者を含め多くのユーザーはタブレットとしてではなくx86のラップトップとして運用したいと考えるでしょう。そうなると2GBは途端に心許なく感じられます。特に、x86だとウィルス対策も欠かせないので必然的にARM以上にメモリ消費が多くなります。VRAMに取られる分も考えないといけません。自由に使えるのはせいぜい1GB程度ではないでしょうか。ともすればブラウザだけで持って行かれる量です。意識的にメモリを節約することが大切になってきます。

 もっとも、これは贅沢な悩みなのかもしれません。普通にスワップさせながら使えば2GBでもきっと問題は無いのでしょう。ただ、そうするとレスポンスが下がるため大量にメモリを消費するチューニングに走るわけです。まあ、1万円以下で16GB買える時代にメモリの節約を考える日が来るとは思いませんでしたが、デバイスの制約とうまくつきあうのもある種の醍醐味ではあります。カスタマイズを重ねて大量生産品を専用機にしてこそのPCですし、なにより勝手知ったるWindowsですから。
Tags: windows8 arm
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