sRGBとAdobe RGBと身近なPC業界の住人を紹介したところで、再び放送業界の話に戻ります。今回の主役はおそらくRGB世界一番の新顔、ITUのBT.709です。Rec.709とも呼ばれたりしますね。本来であればBT.601とセットで紹介するべきなのでしょうが、あいにくBT.601のICCが手に入らなかったので単体で。とりあえずざっくり説明するとBT.709はハイビジョン信号のためのプロファイルです。地デジやブルーレイなどまさに現行世代の放送業界で使われています。

BT.709(5000K) / sRGB(5000K)
float解除
 今回はICCから入手した5000Kのプロファイルを参照しています。さて、知っている方にとっては当たり前のことですが、BT.709はsRGBと全く同じ色空間となっています。LCD時代に合わせて作り直しても良さそうなものですが、どういうわけかsRGBで充分実用に耐えると判断されたようです。逆に言うと、ついつい狭いと思いがちなsRGBも用途次第ではまだまだ現役だということなのでしょう。

 プロファイルとしてsRGBと同じものであったらわざわざBT.709を作る必要はありません。BT.709の特徴はガンマカーブです。
float解除
 ご覧のとおりBT.709はガンマ2.4となっています。なぜ2.2にしなかったのか不思議で仕方ありません。ブラウン管を踏まえた上での数値だそうです。

 というわけであっさりとですがBT.709でした。ハイビジョン用のプロファイルがsRGBと同じ色空間というのはなかなか興味深いと思います。と同時に、いまのテレビの発色がいかに色付けされているのかふと考えてしまいますね。
Tags: カラープロファイル
コメントの投稿