前回の続きで家電量販店ネタです。そろそろ第一世代が出そろっただろうということで各社のUltrabookを一通り触ってきました。HPに関してはFolioが直販専用でSPECTREが残念ながら販売延期となったので展示されていませんでしたが、それ以外のUltrabookは店頭に行けば手に取れる状態となっています。周りでUltrabookを購入した人がいないのでかなり入念にチェックしてみました。

 その前にUltrabookというフォームファクターに対しての印象を少しだけ。CPUに関しては低電圧版と言ってもTurboBoostがありますから問題ないでしょう。筆者は長らく2GHzのCore2DuoノートでWindows7を動かしていましたがCPUに不満を感じたことはありません。
 ストレージもSSDですから何も言うことはありません。容量についてはOS用には64GBもあれば十分で128GBなら一安心という印象です。そもそもノートにデータをたくさん保存しようという発想が間違っているわけで、自宅なら据え置きストレージ、持ち出したい場合でも今なら高速なUSB3.0メモリが手に入ります。
 唯一気になるのがメモリ容量。現行モデルはどれも4GBしか選べません。PCメーカーはいつもメモリをけちる傾向があるのですがUltrabookに関しては悪い方向に出た気がします。システムは8GBまでサポートしているのだからオプションで8GBという選択肢があってもいいと思うのですが・・。
 メモリに関してはそんなに何に使うんだという意見もあるかと思います。ただ、10万近いマシンでメモリの選択肢が最大4GBしかないというのは個人的には許せません。4GBだとあれとかこれは出来ないなぁと容易に想像がついてしまうからです。
 あとは内臓GPUの性能も気になりますが、モバイル機では仕方のないところです。一番問題なのは性能ではなく挙動がいちいち微妙なインテルドライバかもしれませんが。

 実機を触った感想ですが、操作系の基本となるタッチパッドは思わず感心してしまうくらい、どのモデルもタッチパッドの滑りが良く使いやすかったです。試した中では面積が広くパームレストとの段差が少ないタイプが操作しやすかったです。
 なお、広いタッチパッドはタイピング時の誤爆を招きます。こればっかりはトレードオフでどうしようもないので、筆者はタップを切っています。そしてボタンも使いません。ではどうするのかというとキーボードにマウス系を割り当てています。そんなわけで面積が広くとれるボタン一体型の方が個人的には好きです。
 対になるキーボードはというと、薄型だけにどれも似たり寄ったり。お世辞にも使いやすいとは言えません。ストロークが浅いのは仕方ないとしても、ボタンの感触そのものがどうにもイマイチに感じました。
 ディスプレイですが、モデルごとの輝度差が思った以上に大きかったです。視野角と色再現性はどれも五十歩百歩でしょう。明るさがポイントになりそうです。

以下モデル別
ASUS ZENBOOK UX21/UX31E
 展示されていた中では断トツに明るい液晶で11型、13型ともに精細度の高いディスプレイも大きなポイントです。キーボードは褒められた出来ではないもののUltrabookとしては普通。話題のヒンジは確かに柔らかめという印象を受けましたが、展示品は不安に感じるほど柔らかいということはありませんでした。両モデルとも無難な選択肢と言えます。

東芝 dynabook R631
 現在唯一の非光沢液晶ということでこれしかないという人もいるかもしれません。明るさは標準的。独立ボタンがいかにもビジネス向けっぽいです。ただし一体型よりマシとは言えボタンは押しづらいです。キーボードは標準的。指紋センサーも人によっては外せないポイントでしょう。唯一無二の存在です。

lenovo IdeaPad U300s
 一番の特徴は鮮やかなボディにあるでしょうか。展示品の中では一番液晶が暗いように感じましたが、その代わりというか視野角は最も優秀。急速充電バッテリー搭載。ただしスペック上の特徴はあまりないかもしれません。

DELL XPS 13
 話題のニューカマー。14型未満では唯一のゴリラガラス採用機。画面をゴシゴシ拭けるメンテナンス性の良さはアドバンテージとなります。モニタサイズも狭いベゼルのおかげでUX21よりほんの少し大きいくらいです。輝度や視野角は標準的。キーボードは触った中で一番打ちやすいと感じました。あまり触れられませんが、一番しっかりしたヒンジを持っているのもおそらくこのモデルです。
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