日本時間で15日、こちら米国では14日にサムスンの新製品発表会が行われました。そこで大々的な登場したGalaxy S 4について、あっさりとですが筆者の印象をまとめてみました。
 ちなみに、筆者は少し前からNexus 4をメインに使っているので、一応Androidユーザーの一員としての感想となります。

1. デザイン
 近年では性能以上に重視されるのが本体デザインです。S4では少し表面処理が変わりましたが、基本的にはS3から殆ど変っていません。変わればいいというものではないとは言え、先代そっくりな見た目は少なからずガッカリ感に繋がっているようです。こと米国メディアでは否定的な意見が目立ちます。
 個人的にも、デザインはもう少しどうにかなったのではないかと考えてしまいます。もともとS3がハイエンド機の中ではパッとしない見た目で、改善を望む声も多かったのではと思うのですが相変わらずの仕上がりとなりました。直接の競合になりそうなHTC OneやXperia Zに比べるとかなり見劣りしてしまいます。今挙げた二つはそれぞれ金属とガラスという高級(そうな)素材を前面に押し出したもので、メーカーを代表するフラグシップに相応しい高級感を帯びていますが、残念ながらS4にはそれがありません。ポリカーボネートならポリカーボネートで上手く使ってほしかったところです。

2. 性能
 見た目はともかく、Galaxyの真価は見た目ではなくその中身です。いつも通り地域によって提供されるモデルが異なりますが、ここでは目玉のExynos 5 Octaに注目したいと思います。
 その前に、基本的なところでは2GB RAM、フルHDディスプレイ(OLED)、13MPカメラ、802.11acなど現行機に相応しいポイントはしっかりと押さえられています。今となってはどれもお馴染みになりましたが、これらをばっちり備えていることは歓迎すべきでしょう。
 さて、肝心のCPUに移りましょう。その名称から勘違いされがちですが、Exynos 5 Octaは8コアではなく、4+4コアのCPUです。物理的に8コア備えていることは間違いないのですが、うち4つはパフォーマンス用、残り4つが省電力用となっています。大事なことは、8コア同時に動作することは無い、という点でありピーク性能はあくまでも4コアCPUのそれになります。
 はっきり言ってしまうと、筆者はこの構成をとても不思議に思っています。確かに話題性という点では優れたCPUですが、中身はTegraの4+1コアと大差ないわけです。そして、Nvidiaがコンパニオンコアと呼ぶ省電力用のサブセットに、果たして4コアも充てる必要があったのか理解に苦しむところです。まあ、一番気に入らないのは本CPUにオクタという名前が冠されていることですが。
 ただ、実際の性能はまだ明らかになっていないので楽しみなところではあります。ピーク性能もそうですが、省電力側のワットパフォーマンスにも注目が集まります。あとは、近々出てくるSnapdragon 800やTegra 4を相手にどういう戦いを展開していくのか見守りたいと思います。

 まとめると、先代よりもパッとしない端末だなというのが素直な印象です。発表会ではソフトウェアが大きく扱われていましたが、目新しいものはありませんでした。総じてS4ならではの特徴に欠けていたように思います。余談になりますが、S3のときはまだ4コアCPUも2GB RAMも珍しく、スペック派を大いに惹きつけるものがありました。流石に8コアにするのは難しいのでしょうが、仮に4GB RAMを積んできたならもう少し面白い端末になったかもしれません。
Tags: android
コメントの投稿