2014.01.09 04:25 (GMT+9)
Category:PC
 ただいま米国開催中のCESに世界中からガジェット好きの関心が集まっています。もちろん筆者も例外ではなく、発表される新製品に心躍る毎日ですが、いくつか気になったものをピックアップしてみたいと思います。

ThinkPad 8
 最上位Atomプロセッサ、フルHD+(1920x1200)ディスプレイを備えた8インチWindowsタブレットの大本命が新たにThinkPadファミリーに加わります。これまでの競合よりも少し大きな8.3インチのディスプレイは250ppi超の画素密度を誇り、iPad/Androidとも互角に渡り合える仕上がりとなっています。加えて、USB 3.0対応というのも見逃せないポイントです。もちろん、ThinkPadの名を冠している以上は一定水準以上の堅牢性にも期待できるでしょう。
 ただし、前作ThinkPad Tablet 2で用意されていたアクティブスタイラスは残念ながら無くなってしまいました。これでWacomペン対応ならほぼ完ぺきだっただけに残念でなりません。また、メモリ容量は他と同じく2GBで、本製品の立ち位置からするとややがっかりです。だからこそ$400という魅力的な価格に収められたのかもしれませんが。なにせWacomペンで4GBなARROWS Tabは倍以上の値段です。
 個人的にはThinkPad Tablet 3が出てくるものだと思っていたので、本製品の登場には驚かされました。価格を考慮すると素晴らしいスペックの一言に尽きますが、Atomタブレットの弱点はメモリ容量だということが改めて浮き彫りになったように思えます。4GBオプションがあったら$100上乗せしても欲しいところなのですが。ただ、2014Q1のうちにAtomが64bitに対応するという話なので、32bitOSでは4GB丸々使い切れないからという理由で各社が渋っているのであれば状況が変わってくるかもしれません。

Yoga 2 11
 同じBay TrailでもこちらはPentiumです。InstantGoの関係でドライバ開発が難航しているAtomをよそに、Pentiumは最初から64bitに対応し8GBまでのメモリ容量をサポートしているわけですが、本製品はそのPentiumを採用したYoga 11の後継となります。メモリ容量は2GBか4GBしか選択できませんが、うち2GBはオンボードという話なのでSODIMMスロットを備えていることが期待されます。もしそうであれば後から増設できるかもしれません。ストレージには500GBのHDDを搭載し、こちらも換装の自由度という点ではプラスに働きます。その他、ディスプレイは先代と同じ11.6インチ1366x768のマルチタッチIPS液晶、重量約1.3kgで最大6時間駆動だとか。米国で今月末より$530スタートで発売される予定です。
 実は今回のCESで筆者が一番評価しているのが本製品です。IPS液晶で、タッチ対応で、ちゃんとしたキーボードで、そこそこ軽く、そして手ごろな値段のラップトップというのはなかなか見つからないものです。約一年前に筆者は価格を妥協して初代Yoga 13を当時$1200で購入しました。月日は流れ、本製品ならSSDに換装しても$600程度で済むようになりました。もちろん、必ずしもSSDでないとダメというわけではなく、素で使ったとしてもコストパフォーマンスは十分に高いでしょう。
 既存のUltrabookは確かに薄型軽量で性能もそれなりですが、$1000を超えるプライスタグが大きな壁となっていました。メインとしてバリバリ使うというのであれば価格に見合った価値はあると思うのですが、自宅によりパワフルなマシンがあって、外出先専用のサブマシンにするには勿体ないものです。かと言って下手に安価なものを選ぶとクオリティが気になってしまうわけですが、本製品はそれらの隙間を埋めるまさしく二台目にぴったりのマシンと言えます。

 ちなみに、$800からと少し高くなってしまいますが、SonyのVaio Fit 11Aは同じサイズ同じ重量でメモリ8GB、フルHD、SSD搭載で二月に登場予定です。Vaio Fitシリーズらしくアクティブスタイラスもつきます。換装の手間が省けてなおかつディスプレイがワンランク上がると考えるとこちらも十分魅力的です。