Windows 8の発売日前にオーダーして、発送まで4週間以上と書かれていたYogaがようやく届きました。まあ結構かかりましたが、実際には注文から4週間以内に手元に来ているのでスムーズに届いたと思います。なんでも品薄のせいで日本では発売日が延期になったという話ですが、ここアメリカでも例えばBestBuyのオンラインストアではしばらく売り切れが続いているので確かに人気なのでしょう。とはいえ、店頭に行けば置いてあるみたいで欲しいのに手に入らないというわけではなさそうです。
 ならどうしてわざわざLenovoで頼んだのかというと、Ultrabookなのでてっきりメモリが増設できないものだと思っていたためです。オーダーそのものはBestBuyの方が早かったのですがメモリ8GBが選べなかったので仕方なくLenovoで注文したというわけです。蓋を開けてみたらユーザーによる増設も可能なようで・・まあ手元にあるので気にしないことにしています。


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 普段はUnboxingなんて記録しないのですが感謝祭前に届いたのが嬉しすぎて思わずパシャリとしています。箱の中から箱といういつものLenovoらしい梱包に、内箱のつくりは兄貴分にあたるU300sにそっくりです。


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 Ultrabookということでおなじみのシールももちろん貼ってあります。その日のうちに剥がしましたが。手の触れるパームレストにシールというのはどう考えても間違っていると思うのですが店頭展示を考えてのことでしょうか。せっかくかっこいいのだから筐体底面にあったら残すのに勿体ないものです。
 また、写真ではちょっとわかりづらいですが、パームレスト部はレザー調の仕上げとなっています。不思議な柔らかさのある素材が使われていて、高級感があるとともに肌触りも非常に良好です。耐久性はまだわかりませんが、このパームレストだけで買って良かったなと思わせてくれます。
 キーボードの方はLenovoにしては平凡な出来で、残念ながら特別すごいということはありません。それでも、ストローク、感触、形状ともに及第点を満たしているのでUltrabookとして見たときに不満はありません。キートップをほんのわずかに湾曲させたクレイドルスタイルはもちろん本機でも採用されています。人によってはキーボードユニットのたわみが気になるかと思いますが、ちょっと弱いかなと思うのは一番上のファンクションキーの段だけで、それ以外はいたって頑丈です。一部海外のレビューサイトではバックスペースが小さいという意見がありましたが、日本語配列に慣れた身からすると全く気になりません。ただ、英語配列のままでは使いづらいのでCapsLkに全角半角を入れて、代わりにCapsはScrLkに振っています。

 本機の特徴はハイブリッド機たることですが、そのためにダブルヒンジとIPSパネルが使われています。ヒンジの方がよく注目されますが、クラムシェルで使う時には後者の品質も気になるところです。ということで測ってみました。測色計にはSpyder4を使っています。

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 輝度は最大で250cd/m^2以上あり十分な明るさを持っています。最近は300cd以上を謳う製品もあるのでインパクトは感じませんが、殆どの場面で困ることはないでしょう。ただし、ご覧の通り色域は狭いので、あくまでも視認性を上げるためにIPSパネルを採用したのだと思われます。まあ、ラップトップは普通こんなものです。もちろんTNを積んだ殆どのUltrabookよりも見やすい画面です。


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 ラップトップにしては補正が殆どかからないとても素直な出力特性。

 とりあえず数日触ってみて素直に良いマシンだなと感じました。殆どタッチパネルを使わずに、普通のクラムシェルとして運用しているのですがそれでも本機の良さを十分に享受しています。Windows 8の方も新OSなので時々おかしなところはありますし、操作に戸惑うこともありますが、基本的には7からブラッシュアップが進んでいるので問題なく常用できそうです。今後慣れてきたら、本機が日本で発売される頃にちゃんとしたレビューをお届けしたいと思っています。
Tags: yoga ultrabook

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 前回の続きとなります。Androidの場合、デフォルトではオーバークロックツールは使用できません。rootを取得し、その上で(定格以上に上げるなら)カスタムカーネルを導入することが求められます。難しい作業ではありませんが、端末が文鎮化する危険性も無くはないので自己責任でトライすることになります。個人的には、手間に見合う効果が得られるのか疑問だったこともあり、つい最近までオーバークロックの存在そのものを忘れていましたが、ようやく試すこととなりました。結論から言うと、びっくりするぐらいの効果が得られました。TF101は古いデバイスなので現行機では状況が違うかもしれませんが、もしレスポンスに不満を感じているなら試してみる価値はあるでしょう。

 始まりはふとCPUの負荷を見たいなと思ったことでした。TF101にはデュアルコア1GHzのTegra2が載っていて、スペック的には結構パワフルなはずなのに使ってみると遅いというのは散々言ってきた通りなのですが、一体どれだけCPUを使っているのか見て見ようではないかと考えたわけです。そこで、Cool Monitorを入れてみたところ、意外にもフルロードにはなかなかなりません。カクついているなと思っても別にCPUが一杯一杯ではありませんでした。
 ただし気にあることもありました。CPUのクロックが頻繁に切り替わるのです。消費電力を下げる為に負荷に応じてプロセッサの速度を変えるというのは特に珍しいことではないのですが、見慣れたx86系のシステムと比べるとその頻度はかなり高いものでした。
 ここで閃きます。もしかしてCPUがクロック変動のせいでパワーを十分に発揮できていないのではないか、と。x86では動作周波数が切り替わる瞬間にどうしてもパフォーマンスが下がるものです。そのため、性能を重視するときは省電力機能を無効化するというのは定番の方法です。
 この考えは大当たりで、動作クロックを1GHz固定にするだけでレスポンスは格段に良くなりました。特に印象的だったのは、「あれ、ここアニメーションになってたのか」という発見が多数あったことです。デフォルトではカクついてそうとわからなかったのです。ちなみに、定格以内でクロックを固定したいだけならルート取得だけでできます。カーネル書き換えは怖いという人でも是非一度試してみて欲しいところです。これだけでもデバイスに対する印象が変わると思います。

 そのTF101、今は1.6GHz固定で動かしています。この状態ではデフォルトとはまるで別物になりました。多くの場面では1GHz固定との違いを感じませんが、重たいアプリになるとその性能を存分に発揮してくれます。特にパワーを要するブラウジングやYoutubeで目に見えてサクサクになりました。また、CPUと直接関係があるのかはわかりませんが、WiFiへの接続がスムーズになりました。心なしか感度も良くなっているような・・。
 もっとも、それでも不満がないわけではありません。元とは雲泥の差とは言え、相変わらずタッチに対する反応はワンテンポ遅いですし、時々アニメーションが滑らかでない時もあります。ただ、それらを差し引いても普通に使える端末だなと思えるようにはなりました。
 それから、オーバークロックはTF101に代表されるドッキング式のデバイスにまさにぴったりだと言えます。長時間駆動というのは確かに魅力的ですが、実際にはその長すぎる駆動時間を持て余すことも少なくありません。駆動時間を調整しながら余剰分をパフォーマンスに回せるというのは、まさに願ったりかなったりです。

 ちなみに、気になる消費電力と発熱ですが、TF101ではあまり問題は無いようです。後者に関してはまだ一度も熱暴走やフリーズを経験したことはありません。とはいえ、筐体の温度は確実に上がるのでほんのりと熱を帯びます。
 駆動時間の方は実際に使って様子を見てみました。
  • 1.6GHz固定
  • バックライト最大
  • WiFi常時ON
 以上の条件で5時間使用+7時間スリープでバッテリー残量が本体側45%でした。作業内容は1時間Youtube、1時間読書、残りが音楽を流しながらGoogleDriveやEvernoteで文章作成となっています。厳しめの条件でも6時間は動くので問題なく使えています。
 なお、テスト目的でバックライト最大にしていましたが、TF101のディスプレイは保護フィルムが貼ってあって実測275cd/m^2で室内では眩しく感じる場面が多いです。普段は輝度を落として使うことが多いと思うので実際の駆動時間は延びる可能性が大きいです。結局、CPUをオーバークロックしたところで最も電力を食うパーツがモニタであることに変わりは無いんですよね。

 以上、TF101のオーバークロックについてでした。あまりの変化にどうしてもっと早く試さなかったのか後悔したくなるくらいの効果はありました。完全にストレスフリーとはいかないものの、普通に使える、使う気にさせてくれるマシンに化けたのは正直大きな驚きです。もっさりを理由に使用を断念したアプリを再び試してみることになりそうです。
 ところで、Androidのマスコットキャラはドロイドくんですが、考えてみると擬人化キャラがいないんですよね。なので、いまは親戚?の雫さんに端末の監視をしてもらっています。
Tags: tf101 android
2012.11.08 06:45 (GMT+9)
Category:Android
 またTF101をいじってみました。今回は、一部ユーザーには定番の、ただし完全にメーカーサポート外となるroot取得です。改めて説明しておくと、rootを取るというのは管理者権限を得るようなものです。UNIX系OSはrootディレクトリの下に各種ファイルが続く構造となっていますが、rootを取得することでSU(スーパーユーザー)となり、OS全域を管理下に置くことができます。
 歴史的には、UNIXはコンピューターがパーソナルでなかった時代にマルチユーザーを前提として設計されたOSです。そのため、エンドユーザーのアクセス権を制限することで改竄されては困るシステムファイル等を保護し、堅牢性を高める設計となっています。逆に言うと、普通にandroid端末を使っていると必然的にいじれない部分があるわけで、rootを取得することでその制約から解放されます。

 具体的なやり方はデバイス毎に違うのですが、TF101は枯れたデバイスなので簡単にrootの取得ができます。筆者はこちらを参考に同じツールを使いました。ただ、root取得まではうまくいったのですが、Root ToolKitではなぜかカーネルの書き換えが成功しないのでそちらはClockWorkModを使用しています。

 さて、rootを取得するメリットはと言うと、一つはカスタムロムやカスタムカーネルといった非純正のシステムを入れられることです。例えばオーバークロックのためにはそれに対応したカーネルが必要となります。もう一つは、デフォルトではインストールできないアプリが使えるようになることです。筆者は手軽に再起動できるウィジェトを配置しました。デバイスによっては最初から再起動ができるものもありますが、残念ながらTF101では一度電源を落としてもう一度つける必要があります。細かい点ですが、地味に使い勝手に影響する部分なので改善できるようになるのは有り難いです。

 おそらくYogaが届いたら途端に使用機会が減るであろうTF101ですが、手持ちで唯一のタブレットデバイスであることに変わりはありませんし、こと本を読むことに関してはやはりタブレットが一番快適に思えます。いつか新しいタブレットがやってくるまで大切に使っていきたいところです。
Tags: tf101 android