2011.11.22 01:33 (GMT+9)
Category:PC
 CoolerMasterのCM Storm Trooperが間もなく日本でも発売されます。既に海外では発売されていて、レビューを見ると評判は上々の模様。

 今現在使っているケースはAntecのP180(おそらく初期バージョン)ですが、改めて考えると何故買ったのかいまいち思い出せない微妙なケースです。製品の出来そのものは決して悪くなく、十分な重量を持ち剛性が高く、優秀な遮音性も併せ持っていますが残念ながらゲーマーには向いていません。もとより内部が狭く、なおかつデュアルチャンバー構造がそれに拍車をかけています。また、見た目通り窒息気味なので大きなグラボとはお世辞にも相性がいいとは言えません。

 そんなわけで、漠然とリプレース品を探していたのですが、ようやく本命がやってきました。5インチベイx9、拡張スロットx9、大型天板ファン、とポイントを押さえながらも奇をてらわないシンプルな内部設計は好感が持てます。今やゲーマーには必須とも言える2.5インチシャドウも5本備え死角はありません。
 そして、何よりも筆者の琴線に触れた部分はハンドルです。ゲーミングマシンは重くなりがちなのに、なぜハンドル付きケースが少ないのか不思議に思ったことはないでしょうか。Z800やMac Proといったワークステーションには古くからハンドルが装備されていてメンテナンス性の向上に一役買っているわけですから、もっとゲーマー用PCケースにも取り込むべきだと思うのですがなかなか増えてくれません。すぐに思いつくのはCOSMOSシリーズぐらいでしょうか。ハンドル付きケースに貴重な仲間が増えました。

 ちなみに、日本での発売日は11/25だそうです。予価2万程度で、海外で190ドルで売られていることを考えると割高ではありますが、充実した内容に目を向ければ個人的には納得できる金額です。さてさて発売日にポチるかどうか・・。
Tags: etc
2011.11.20 00:13 (GMT+9)
Category:PC

float解除
 筆者はこの週末に2000語以上のessayを書かないといけないのですが、全然勢いに乗れないので気分転換も兼ねてキーボードの掃除をしてみました。

 掃除と言ってもやることは単純で、キートップを外して洗濯機に放り込むだけの簡単なお仕事です。とりあえず、キートップをバラで入れると取り出すとき面倒なのでネットに入れて洗うのが唯一のポイントでしょうか。勿論ひとつひとつ手で拭いてもいいのですが、手間を考えると洗濯機を使うのが一番楽かと思います。
 画像は洗った後の組み立て途中。キーボード側もピンセットで一通り溜まった埃を取り除いてはいるのですが、細かい埃がなかなか取れずにあきらめました。こうしてみると汚いですね・・。タイプ時に干渉しない分には多少汚れていても実用上の問題はありませんが、せっかくならジェル状クリーナーあたりで綺麗にしておくと気分よく使えそうです。

 なお、画像でわかる方もいるかと思いますが、筆者が使用しているキーボードはMajestouchの茶軸モデルです。購入したのはもう7年以上前のことで、Windowsキーがフラット仕上げとなっています。FILCOのキーボードはチャタリングが多いと巷で言われているようですが、筆者のものは7年経った今でも不具合はありません。外れを引かない限り経年使用で故障することは稀かと思われます。
 流石にキースイッチそのものは新品のままとはいかず、たまに店頭で触る新品の茶軸に比べて明らかに軽くなりました。ただ、他のキーボードと違い接点がストロークの途中にあるCherryキースイッチの場合、少しヘタって軽くなっても使用感に大きな違いはありません。これは東プレの静電容量スイッチにも共通することで、耐久性が高いと言われる所以となります。底打ちする必要のあるメンブレン式はヘタってくると途端に使いづらくなるんですよね。それに比べるとパンタグラフ構造を持っていると経年変化が途端に小さくなります。もっとも、底打ちしないといけないのでCherryや東プレスイッチに比べて入力精度はどうしても落ちてしまいますが。
 筆者は特別キーボードにこだわりがあるわけではありません。どんなものでも慣れてくれば普通に使えます。大学に置いてある安物キーボードにもすっかり慣れました。それでも、家で常用するキーボードは今後もMajestouchになると思います。入力精度を考えると、接点がストロークの途中にあるスイッチは絶対に外せません。Majestouchに限らずRealforceやHHKB等も素晴らしい製品です。今、デスクトップPCで適当なキーボードを使っている方は是非一度検討してみてください。
Tags: キーボード
2011.11.17 21:59 (GMT+9)
Category:オーディオ

float解除用
 WP-9193DACはPCM1793を採用した基板完成品DACキットです。キットといってもジャンパを取り付けて終了なので手を加える必要は殆どありません。加工済みケースも発売されているのでこれまでアンプ製作をしたことがない方でも問題なく使えるでしょう。
 手軽さもさることながら、MUSEやWIMAといった信頼性の高い部品が使われていることもポイントです。こうしたキットの場合、自分で選別したパーツを使いたくなるのが常ですが本製品であれば素のパーツ構成でも十分納得して使えます。事実、筆者は音を聞いてあまり手を加える必要はないと判断しました。
 そして、何よりも筆者の琴線に触れたのがカップリングコンデンサを持たないことです。DACなんだから当たり前だ、と思った方はおそらく少数派で、世のDACの大半は出力段でDCをカットしています。万が一DCアンプに繋げられるかもしれないと考えると確かに製品としてはその方がいいのでしょうが、自作派の人間にしてみるとプリアンプがいるからDACからは直接DCを出したいところです。カップリングを2回も重ねるなどとても考えられません。本製品があくまでもキットである最大の利点と言えるでしょう。

 今回は素の音を確かめる目的で加工済みケースと推奨のACアダプタを合わせて購入しました。全部で1万円ほど。24bit/96kHz対応の単体DACを買ったと考えると非常に安価だと思います。ご覧の通りケーブルも適当です。こんな感じで24時間程聞いたのでキット本来の音を評価していきます。
 まずは全体を左右するS/N比から。1500円のACアダプタで鳴らしている割には非常に立派と言えます。比較対象のMAYA44eはカタログスペック108dBで、決してS/N比の大きいカードではないのですが、実用上不満を感じたことはなくむしろ聴覚上は以前使っていたSE-90PCI(110dB)を上回っていた印象さえあります。そのMAYA44eに対して明らかにS/N比が大きいことが感じ取れます。勿論内臓と外部の違いはあるかと思いますが、カタログスペック114dBでも殆どMAYA44eと違わなかったSB-DM-PHDのことを考えると同じ外部DACでも差は歴然です。
 続いては透明度について。と、その前に透明度という単語そのものについて説明します。オーディオ用語は今や独り歩きしすぎて単語を聞いても意味が取れないことも多いのですが、ここで言う透明度とは"はっきりと個々の音が聞き取れる"度合を表します。視聴時に区別できる音数と言ってもいいでしょう。人によっては音像と言ったり分離度と言ったり解像度と言ったり、あるいはそれらを総合したものだったりと曖昧なのでそれらの単語を使うことは避けました。ところで、どうやったら透明度が上がるのかは筆者にもよくわかりません。S/N比が上がれば聞こえる音数も増えそうなものですが、明らかにS/N比の高いアンプがそれよりも低いアンプに比べて透明度が低いということは往々にしてあります。ただ結果として、コンポーネントやセッティングによって透明度に差が出るということを経験的に知っているだけです。なお、筆者のオーディオ観はひたすら透明度の高い音を求めることにあります。
 さて、その透明度ですが、こちらも貧弱な電源を感じさせない鳴りです。全域通してMAYA44eより上だとすぐにわかりました。低域が少し荒れている印象があるのですが、それでも比較的低域の弱いMAYA44eよりも優秀です。独立電源の強みだと言えます。正直、S/N比はともかく透明度でMAYA44eに対してはっきりとした優位性を示すとは思いませんでした。

 総合すると、WP-9193DACは非常に優秀です。少なくともコストパフォーマンスにおいて本製品に勝るDACは考えにくいと思います。しかも、これが素組み状態での音というのが驚きです。端子をつけかえて安定化電源を用意してやったらどうなるのか、今からとても楽しみです。
Tags: dac