2012.09.08 13:08 (GMT+9)
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 Engadgetに載っていたLumia 920に関してのNOKIA社SVP(上級副社長)に対するインタビューが面白かったので紹介してみたいと思います。

 インタビューそのものは、Lumia 920はどれぐらい頑丈なの?という記者の質問に対して、"ミサイル並"という答えが帰ってきたりとあまり実がなかったらしいのですが、唯一PureViewについては有意義な話が聞けたようでそのことが記事となっています。
 一部かいつまんで紹介すると、SVPのケビンさんは特にLumia 920のセンサーに感銘を受けたそうです。というのも、Lumia 920に搭載されるフローティングカメラが非常に素晴らしいもので、構造的にはちょっとしたミラクルなのだとか。そして、それは808 PureViewに搭載された4100万画素のカメラよりも更に革新的であると。

 ちなみに、同じPureViewを冠していながらも808と920とのコンセプトは全く違います。808では圧倒的な画素数をもとに綺麗な絵を取り出すというアプローチで、ついつい数字に目が行ってしまいがちですがその本質はソフトウェア処理にあります。
 一方、920の開発では808で培ったオーバーサンプリング技術をきっぱり忘れて開発したと言います。暗い環境で不安定な人間の手の中というカメラにとって不利な条件のもと、いかにシャープかつ引き締まった絵を出すかに焦点が向けられました。その回答がフローティングカメラであり、撮影時のコンディションをなるべく引き上げるテクノロジーに仕上がっています。後処理が主役の808とはまさに対照的と言えるでしょう。
 なお、当然これら二つの技術を組み合わせた製品の登場が期待されますが、鋭意努力中とのこと。なんでも808のセンサーをフローティング仕様にするのは大変らしいです。

 更に、ケビンさんは920の画素数にガッカリしたファンのためにこんな言葉を残しています。"本来、PureViewとは革新的なカメラ技術に対する投資であり、NOKIAが驚くほど素敵なカメラ技術を提供することをアピールするためのものです。そして、これ(Lumia 920)は我々の最高傑作だと知ってもらいたいのです。"
 確かに、NOKIAは端末メーカーであり、カメラメーカーではありません。PureViewとは決してカメラに携帯機能がついたようなデバイスを指す言葉ではなく、たった870万画素でも素晴らしい品質であることを示すためのブランドだということです。カメラ機能ももちろん大事ですが、そのためにスマートフォンとしての価値が下がっては本末転倒です。そういう意味では、大きなレンズユニットでSymbianな808よりも、洗練されたデザインと最新OSを備えるLumia 920の方がよりスマートフォンとしては優れています。さて、フローティングカメラの実力はまだベールに包まれていますが、どんな絵を見せてくるのか楽しみにしたいと思います。

 "画素数でカメラの性能を判断するのは全くひどい方法だと、皆さん知っているのでは?"とはケビンさんの言葉です。

References:
Stevens,T. (2012, September 7). The Engadget interview: Nokia's Kevin Shields on PureView, floating sensors and the 'missile' that is the Lumia 920. engadget. Retrieved from http://www.engadget.com/2012/09/07/nokia-kevin-shields-on-pureview/
Tags: nokia lumia
2012.07.22 16:24 (GMT+9)
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float解除用
 筆者はもうすぐアメリカへ留学に行くのですが、海外での悩みの種の一つに携帯電話が挙げられます。短期であれば国際ローミングという手もあるのですが、長期滞在の場合には金銭面でかなりの負担となってしまいます。なにより、米国ではかけた相手にも多大な負担を強いることになりとても現実的とは言えません。
 一方で、Docomo USAやKDDI Americaも検討したのですが、月々の支払いの額に思わず閉口してしまいます。まあ、それでも日本国内のパケ放題プランより安かったりすることもあるのですが・・個人的には躊躇ってしまう額です。例えば、KDDIは選べる端末が4種類しかなく、唯一不自由なく動きそうなGALAXY S2を選ぶと毎月70ドルのプランしか選べないという、なんとも都合のいい料金体系なのでこちらから願い下げといった感じです。

 そんなわけで、SIMフリー端末を新規購入しました。携帯はずっとWindows Mobileを使っていることと、軽快な動作性に惹かれてMangoことWindows Phone 7.5搭載のNOKIA Lumia 710です。もろもろ込で25kほど。米国で月30ドルのプリペイドSIMにするとして、25k + 30$×12ヵ月となり1年間で53,800円(80円換算)になる計算です。これがGALAXYの場合には二年契約で本体が200ドルなので、200$ + 70$×12ヵ月の83,200円とトータルで3万円近い差が生まれます。加えて、SIMフリー端末であれば帰国後も使えるのに対し、KDDIで契約した場合にはただの文鎮と化してしまいます。そんなわけで、長期間海外に滞在する場合にはSIMフリー端末がリーズナブルな選択肢と言えるでしょう。

 さて、そのLumia 710ですが、まだ日本にいるので挿すSIMがありません。今はWiFi環境下で動かしているだけなのですが、なるほど完成度の高い端末に仕上がっていることがわかります。WP7.5なので例のごとくシングルコアCPUにメモリ512MBという構成で、やはり例のごとく不思議なくらいサクサク動きます。圧倒的にスペックの違うiPhone 4SやGalaxy Nexusといった競合陣営の主力端末と比較しても劣らないどころか、軽快さでは勝っていると感じるほどです。構成が上位のLumia 900や800と同じだからということもありますが、やはりMicrosoftがSnapdragon、ひいてはARMv7の特性をよく理解している部分が大きいと思います。PCの世界ではどちらかというとスペックでの力押しが効くWindowsに対して、モバイルの世界では非常に効率の良いWindowsに仕上がっています。
 ところで、WPというと既に次期WP8も発表され、既存のWP7.5端末は今後サポートされないことが明らかとなっています。それを踏まえると本来であれば時期に購入するような端末ではありません。筆者の場合はスケジュールの都合で仕方なくでしたが、すぐ入手する必要がなければ秋リリースといわれるWP8端末まで待つのが賢明です。

 とはいえ、それを差し引いてもLumia 710が魅力的な端末であることに変わりはありません。軽快な動作はもちろん、コンパクトで手に馴染むフォルム、滑り止め加工がされ安定感のある背面パネル、NOKIAらしい堅実な作り、必要最低限の5MPカメラとLEDフラッシュ等々総じて高いレベルでまとまっています。いずれまた細かくレビューしますが、このクラスのSIMフリー端末が2万円台で入手できるというのは大きなポイントになるでしょう。

 ちなみに、筆者の一番のお気に入りポイントはストラップホールが付いていることだったりします。最近のスタイリッシュな端末は、上位のLumia 800等を含めてストラップを付けられないので、時々落としそうになってしまいます。ちょっとしたストラップがあるだけで、操作時の安心感は格段に上がるので普及価格帯の端末とはいえ嬉しいものです。
Tags: lumia nokia