2012.02.01 00:01 (GMT+9)
Category:PC

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 その後ボタンが軽くなることを期待してトップカバー側面に切り込みを入れたり、いつも通りに底面を削って平面を出したりと少しだけ手を加えました。全ての加工を終えて組み立てたのがこちら。上部切り込みが深くなっているだけで随分と違った印象を受けます。どことなくゲーマー向けに見えてくるのはそう願っていじったからでしょうか。

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 こちらが底面。ソールは大きくとるのが好きなのでカグスベールから切り出しました。コルクシートを剥す時にどうしてもクセがついてしまうので、あらかじめコルクを剥してから整形すると綺麗に仕上がります。まあ、手軽さで言えば圧倒的にトスベールに軍配が上がりますが、実質大きさの制約がないフリーサイズもこれはこれで重宝します。コルクシートなしのフリーサイズトスベールが発売されれば言うことはないのですが。

 肝心の使い勝手ですが、かなり良くなりました。
 まずメインボタンは思った以上に軽くなりました。どこかでタクトスイッチは重いと勝手に思い込んでいましたが、加工後はマイクロスイッチに劣らない軽さです。変化が大きすぎてはじめのうちはクリック時にマウスを動かしてしまい、いかに力を入れていたのか我ながら驚いた程です。
 また、手前で押しても奥でも押してもほぼ同じ感触なので、握り方の自由度が増して扱いやすくなりました。

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 左が旧、右が今の握り方です。以前は確実にクリックするために深く握る必要がありましたが、ホイールを回しづらいという問題がありました。また、サイドボタンの押し分けが微妙で誤爆が多かったです。一方、修正後は自然な動きでホイールを回せ、なおかつサイドボタンの誤爆もありません。もとより誤爆するぐらいなら使い分けない方針なので、主に使うのはすぐ押せる手前だけ、奥側は緊急性の低いコマンドを割り当てています。

 ホイールの方も調整した甲斐あって以前とは比べ物になりません。固めにしてあり一刻みずつミスなく回せます。一方、固くなった分一切パターンのないラバーリングは滑りやすいということを再認識させられます。いずれギザギザを入れてみようと思います。

 今回、大きく手を加えた甲斐あって元に比べて大分使いやすくなりました。特にメインボタン改造の効果は大きく、スイッチ以上にボタンの形状が大事だということを確認できました。最初はスイッチ交換も検討していたのですが、マイクロスイッチかタクトスイッチかという議論はちゃんとしたボタンがあってはじめて成立するようです。
 なお、基板に手を出さなかった結果、仮に故障しても中身だけ入れ替える修理が可能となりました。CM6000の生産が続く限り長く使っていきたいと思います。
Tags: マウス cm6000
2012.01.31 01:31 (GMT+9)
Category:PC
 メインボタンを直したら次に気になるのはホイールです。相性が大きく出るマウスの中でも、ホイールは特に好みが分かれる部分だと思います。プレイスタイルによってホイールに求めるものはまさに十人十色と言えるでしょう。

 さて、CM6000のホイールはというと、とりあえずホイールクリックの遅延に触れないわけにはいきません。常に入力してから反応まで一拍待たされます。プレイスタイルにホイールクリックを組み込んでいる方は間違ってもCM6000を買ってはいけません。優先度の低いコマンドを割り当てるぐらいはできますが、MMOならいざしらずFPSで押すことはありません。とはいえ、ホイールクリックがプレイスタイルに組み込まれていない方も相当数いるかと思います。筆者も「重い・遅い・誤爆する」ということで基本的に使いません。今ではTERAで馬に乗る時とタブブラウザで選択している以外のタブを全て消す時に押すのみです。そんな方であればCM6000のホイールでも問題は無いでしょう。
 デフォルト状態のホイールはかなり柔らかい方だと思います。ノッチはついているのでどれぐらい回したのかはわかるのですが確実に一刻み回すには神経を使います。まあ、文字で説明してもわかりづらいので実際に店頭でさわってみるのが一番です。ノッチは一周18刻み。ゲーマー向けマウスは24刻みが多い気がするのですが、正確性ではやはり18刻みに分があります。

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 こちらがセンサー部。Microsoft製にはよく見られるもので、古くはIE3.0から新しめのものではX5にも同じ構造が使われています。筆者にはおなじみの枯れた構造なのでとても扱いやすかったです。そしてメカニズムがアナログで動きを把握しやすく手を加えやすいというのもポイントです。

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 こちらがケーブルを固定すると同時にリングの支えとなるパーツ。それにしても見づらい写真で申し訳ないです。デジカメは優秀だと思うのですが、如何せん撮影者の腕がいただけません。

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 ベースの上に基板を乗せて固定するとこうなります。リングを回すと歯車にセンサー側のカバーが外側に押されて、その反動が回転の固さを支配します。IE3.0でこれに頭を悩まされた方も少なくないでしょう。ただ、人気モデルだけあっていかにIE3.0のホイールを固くするかという問題に対しては多くのアイデアが既に提示されています。先達の知恵を参考にしながら好みの方法で対処するといいでしょう。

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 筆者はこうしました。ツメのどちらか、写真では手前側になりますが、片方だけの遊びを制限しています。両方に手を加えずとも十分効果があり、なおかつ調整もしやすいです。

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 リング無しだとこんな感じ。ご覧の通りホッチキス針です。固定はペンチで強引にプラスチックに押し込めただけですが外れそうな様子はありません。手前側の角度を変えて回転の固さを調整できます。

 今回取り上げた構造は固さ調整が楽なので個人的には気に入っています。実際に回しながら微調整していくとほぼ理想通りにできます。ホイールは感触も確かに大事ですが、実用上では固さが合うかどうかの方がよほど大事です。実際にはその固さ調整ができるマウスさえ出回っていないわけで、Microsoftには是非改造しやすいこの構造を今後も使ってもらいたいところです。

 次回はまとめ。
Tags: マウス cm6000
2012.01.30 21:46 (GMT+9)
Category:PC
 CM6000で一番気になるのがメインボタンの感触です。タクトスイッチで多少戻りが弱いのは仕方ないとしても、CM6000は押し込み時にも鈍さを感じてしまいます。それならと試しにスイッチを直接手で押してみると良好なクリック感。ということで問題はボタンの構造にあるとわかります。

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 実際に比較してみると一目瞭然。左がCM6000、右がHabuです。切り込みの長さが全然違います。可動域を考えると実質Habuは2倍長い切り込みを持っています。その上CM6000は一体成型なので重たくて当然といったところでしょうか。

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 それならとHabuと同じ長さまで切り込みます。終点にあらかじめピンバイスで穴をあけておいてクラフトソーでつなぎました。筆者は自作アンプのケースを加工するのでそこそこ工具を揃えていますがまさかマウスに使う日が来るとは思いませんでした。

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 もちろん切り込みを入れるだけではダメで、根本から動かせるだけのクリアランスが必要となります。そこで、意匠として大切なロゴを傷つけないように注意しながらトップカバーの土台を削っていきます。組み立て後に見えない部分なので金やすりで大雑把に、多少やりすぎなくらい隙間を確保しました。

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 マウスが汚い上に画像が見づらくて申し訳ないですが右サイド。サイドボタンのある左側はそのままで問題ないのですが、右サイドは元々サイドパネルにぴったり接する仕様なので削らないと右ボタンが動けません。そして、全行程で一番苦労したのがこのサイドパネル削りです。とにかくラバー系の柔らかい素材は加工がしづらいです。デザインナイフで大まかに切ってから#1500の耐水ペーパーで水研ぎしていますが、仕上がりは汚くなってしまいました。ナイフは新品の刃を使ったにも関わらずかなり引っかかったので最初から水研ぎの方が良かったのかもしれません。また、100均に無かったのであきらめましたが、できれば#2000以上の細かい番手で仕上げたかったところです。ただ、見栄えは悪くても実用上の問題はありません。

 次回はホイールです。
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