みなさん注目のAppleイベントが本日開催され、色々と新製品が発表されました。基本的には大方の予想を裏切らないラインナップといえるのではないでしょうか。

MacBook Pro w/ Retina 13-inch
 かねてより情報がリークされていたとは言え、ようやく出たかという感じです。15インチモデルと比較すると、ディスプレイの他に、CPUが4コア→2コア、dGPUが無くなっていたりとサイズ相応にスペックダウンしています。
 その分、重量と価格は下がりました。さすがにAirとは比べられないものの、1.6kgであれば個人的には持ち歩いてもいいかなと思いますし、通常電圧版のCPU+8GBメモリで快適な動作が期待できます。ただ、例のごとくAirチックな作りで、自分でメモリを16GBまで増設できた通常版MBPに比べると物足りない感はあります。あとは言うまでもなく$1700に設定された価格がネックでしょうか。
 ユーザー層を考えると、注目すべきは小さくなったディスプレイの色再現性となりますが、こればかりは実機で測定してみないとわかりません。その結果次第で食指が動くカメラマンも多いように思います。もっとも、熱狂的なファンは既にポチっているのでしょうね。
 ちなみに、実は小さい分精細度は227ppiと、15インチモデルの220ppiよりも高かったりします。ただ、Retinaだから精細度が圧倒的、と言えるほど数字上のインパクトがあるわけではありません。対岸のWindows界では11.6型フルHD(190ppi)はもはや珍しくありませんし、Microsoft自ら10.6型フルHD(208ppi)のSurface Proを計画しています。解像度は確かに数字的なインパクトも大きいですが、実質的な作業領域はさして増えないという事実を無視することはできません。今後Retinaブランドを展開する上では、優れた色再現性の実現が特に大事になってくるように思います。

iPad mini
 こちらも予想を裏切らない仕上がりでの登場となりました。まさに、小さくなったiPad 2です。LTEへの対応や刷新されたコネクタなど変更点はいくつかありますが、基本的に中身はiPad 2です。
 個人的には、miniと呼ぶほど小さくはないなという印象です。他のiPadとアプリを共にするわけですから、小さくし過ぎると操作性に難が出るのは容易に想像がつくわけですが、なんとか片手に収まるサイズにはなりました。サイズが小さくなった分、使用時のユーザーとの距離は縮まり、それでUIのサイズ差を吸収するという設計でしょうね。
 ただし、後方互換性のために解像度を1024x768にせざるを得なかったのは痛手となりました。精細度が163ppiと、名指しでライバルに挙げていたNexus 7の216ppiに大きく劣ります。その代わりに、薄さと重量で勝る仕上がりにはなりましたが、果たしてそれらがどれほどの効果を持つのかは何とも言えないところです。
 また、一番下が$329という価格設定も相当に強気だと言えます。それだけブランド力に自信がある現れだとは思いますが、スペック相応の値段とは言いにくいものがあります。もっとも、Appleは基本的にユーザー経験を訴えているわけで、単純にiPadより$170も安い弟分としてみれば決して悪くはありません。

ライバルたちは?
 さて、26日はWindows 8の発売日です。Microsoft含め、多くのベンダーは既にスタートダッシュ用の機種を既に発表しているので発売日に新製品発表はおそらく無いでしょう。Microsoftから7インチタブレットが出てきたら非常に面白いとは思いますが、まさか・・ね。
 そして、29日はGoogleのターンです。今回はスマホの方の新Nexusお披露目という話ですが、ほぼ間違いなくNexus 7の価格改定が発表されるかと思います。iPad mini、そしてSurfaceをいかに迎え撃つのか楽しみなところです。また、ようやく日の目を見そうなChromebookの存在も忘れていはいけません。こちらは間違いなくWindows RTと正面からぶつかるだけに、今後の展開は要注目です。
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