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 久々にTF101ネタです。

 昨年11月にrootを取得してオーバークロックまでしたTF101、しばらくは使い勝手を探ろうとちまちまと触っていたのですが、Yoga13が来てからはめっきりいじらなくなっていました。まあ使い勝手の差は歴然であり、十分予測できたことなので仕方のないところですね。
 そうして最近まで放置されてたTF101ですが、久々に電源を入れたら何故か内蔵ストレージの残量が少ないという警告が。設定メニューから見ると確かに残量が無くアプリのアップデートをする余裕もありません。きっと悪さをしているアプリが居たんだろうとは思いますが、修復するのも面倒になりリセットする方向で考えていた時に、ふとJelly BeanことAndroid 4.1にしてみようかと思い立ったわけです。

 なお、TF101は公式にはAndroid 4.0までしかアップデータが提供されていないので4.1以降に入れ替えたい場合はカスタムROMの利用が必須です。筆者の端末は既にroot取得済みだったのでClockworkMod Recoveryでサクッと書き換えました。

 肝心のROMですが、最初は無難にCyanogenModでもと考えていたものの、残念ながら公式のStableビルドはCM9(Android 4.0ベース)で止まっています。仕方がないので、比較的評判が良さげなGierdo's Nightly Buildsを選択しました。こちらは目的通りCM10(Android 4.1ベース)です。
 それから、カスタムROMを導入する場合はgappsも一緒に入れないといけません。これはAndroidにプリインストールされているGoogle製アプリをまとめたパッケージで、無いとかなり困るPlayストアも含まれています。

 さて、4.1で起動してみると明らかにレスポンスが良くなっています。特にアニメーションの滑らかさは顕著で、定格の1GHz時でかつての1.6GHzOCよりもスムーズに描画されることが実感できます。ようやくUIに不満を感じなくなったと言って構わないでしょう。ハードウェアはずっと変わりませんが、最初にやってきた時とはまるで違うデバイスに進化しました。もっとも、UIに関しては4.1でようやく競合と同じ土俵に立ったと言うこともできます。

 ただし、非公式のカスタムROMなので良いことばかりではありません。ひとつは単純に安定性が下がりました。結構筐体にもガタがきてるようで、ROMのせいだけではないのでしょうが、時々サウンド出力が無くなったり、勝手に再起動したり、勝手に画面が消えてはしばらくつかなかったりすることがまま見受けられます。勿論調子が良い時も沢山あるのですが、こまめに再起動してやるのがすっかり習慣となりました。
 もうひとつ、こちらはカスタムROM特有の問題です。元々TF101はexFATに対応していて、筆者はexFATでフォーマットしていたmicroSDを使っていました。ところが、今回入れたカスタムROMは残念ながらexFATに非対応だったのです。そのため、挿してもマウントされず、挙句再フォーマットを要求され中身を全部失うはめになりました。普段意識しないところなので十分に気を付けてください。

 とまあ非公式ゆえのデメリットも付きまとってきますが、それらを差し引いても4.0から4.1にする価値は十二分にあったと思います。少なくとも、朝天気を調べるときに自然と手に取るようにはなりました。もとより重たい作業に不向きだとはわかりきっているので、ちょっとしたことを軽快にこなしてこそのタブレットです。4.1はまさにそのためのアップデートです。
 逆に、これからAndroidデバイスを買う時には、4.0以下搭載のものを選んではいけません。

 さて、手に入れて以来少しずつ進化していったTF101ですが、個人的にはそろそろネタも尽きて来たかなと思っています。公式アップデートはもはや期待できませんし、カスタムROMにしてもこれ以上のレスポンスの向上は望めないでしょう。既に4コアが標準となりつつある中で、Tegra2では流石に苦しくなってきました。筆者としては次のタブレットに乗り換えようかなと考えているところです。それでも、TF101には長期間に渡って本当に楽しませてもらったなと思います。後継が来るまでは、せめて普通に使ってあげるつもりです。
Tags: tf101 android

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 前回の続きとなります。Androidの場合、デフォルトではオーバークロックツールは使用できません。rootを取得し、その上で(定格以上に上げるなら)カスタムカーネルを導入することが求められます。難しい作業ではありませんが、端末が文鎮化する危険性も無くはないので自己責任でトライすることになります。個人的には、手間に見合う効果が得られるのか疑問だったこともあり、つい最近までオーバークロックの存在そのものを忘れていましたが、ようやく試すこととなりました。結論から言うと、びっくりするぐらいの効果が得られました。TF101は古いデバイスなので現行機では状況が違うかもしれませんが、もしレスポンスに不満を感じているなら試してみる価値はあるでしょう。

 始まりはふとCPUの負荷を見たいなと思ったことでした。TF101にはデュアルコア1GHzのTegra2が載っていて、スペック的には結構パワフルなはずなのに使ってみると遅いというのは散々言ってきた通りなのですが、一体どれだけCPUを使っているのか見て見ようではないかと考えたわけです。そこで、Cool Monitorを入れてみたところ、意外にもフルロードにはなかなかなりません。カクついているなと思っても別にCPUが一杯一杯ではありませんでした。
 ただし気にあることもありました。CPUのクロックが頻繁に切り替わるのです。消費電力を下げる為に負荷に応じてプロセッサの速度を変えるというのは特に珍しいことではないのですが、見慣れたx86系のシステムと比べるとその頻度はかなり高いものでした。
 ここで閃きます。もしかしてCPUがクロック変動のせいでパワーを十分に発揮できていないのではないか、と。x86では動作周波数が切り替わる瞬間にどうしてもパフォーマンスが下がるものです。そのため、性能を重視するときは省電力機能を無効化するというのは定番の方法です。
 この考えは大当たりで、動作クロックを1GHz固定にするだけでレスポンスは格段に良くなりました。特に印象的だったのは、「あれ、ここアニメーションになってたのか」という発見が多数あったことです。デフォルトではカクついてそうとわからなかったのです。ちなみに、定格以内でクロックを固定したいだけならルート取得だけでできます。カーネル書き換えは怖いという人でも是非一度試してみて欲しいところです。これだけでもデバイスに対する印象が変わると思います。

 そのTF101、今は1.6GHz固定で動かしています。この状態ではデフォルトとはまるで別物になりました。多くの場面では1GHz固定との違いを感じませんが、重たいアプリになるとその性能を存分に発揮してくれます。特にパワーを要するブラウジングやYoutubeで目に見えてサクサクになりました。また、CPUと直接関係があるのかはわかりませんが、WiFiへの接続がスムーズになりました。心なしか感度も良くなっているような・・。
 もっとも、それでも不満がないわけではありません。元とは雲泥の差とは言え、相変わらずタッチに対する反応はワンテンポ遅いですし、時々アニメーションが滑らかでない時もあります。ただ、それらを差し引いても普通に使える端末だなと思えるようにはなりました。
 それから、オーバークロックはTF101に代表されるドッキング式のデバイスにまさにぴったりだと言えます。長時間駆動というのは確かに魅力的ですが、実際にはその長すぎる駆動時間を持て余すことも少なくありません。駆動時間を調整しながら余剰分をパフォーマンスに回せるというのは、まさに願ったりかなったりです。

 ちなみに、気になる消費電力と発熱ですが、TF101ではあまり問題は無いようです。後者に関してはまだ一度も熱暴走やフリーズを経験したことはありません。とはいえ、筐体の温度は確実に上がるのでほんのりと熱を帯びます。
 駆動時間の方は実際に使って様子を見てみました。
  • 1.6GHz固定
  • バックライト最大
  • WiFi常時ON
 以上の条件で5時間使用+7時間スリープでバッテリー残量が本体側45%でした。作業内容は1時間Youtube、1時間読書、残りが音楽を流しながらGoogleDriveやEvernoteで文章作成となっています。厳しめの条件でも6時間は動くので問題なく使えています。
 なお、テスト目的でバックライト最大にしていましたが、TF101のディスプレイは保護フィルムが貼ってあって実測275cd/m^2で室内では眩しく感じる場面が多いです。普段は輝度を落として使うことが多いと思うので実際の駆動時間は延びる可能性が大きいです。結局、CPUをオーバークロックしたところで最も電力を食うパーツがモニタであることに変わりは無いんですよね。

 以上、TF101のオーバークロックについてでした。あまりの変化にどうしてもっと早く試さなかったのか後悔したくなるくらいの効果はありました。完全にストレスフリーとはいかないものの、普通に使える、使う気にさせてくれるマシンに化けたのは正直大きな驚きです。もっさりを理由に使用を断念したアプリを再び試してみることになりそうです。
 ところで、Androidのマスコットキャラはドロイドくんですが、考えてみると擬人化キャラがいないんですよね。なので、いまは親戚?の雫さんに端末の監視をしてもらっています。
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 またTF101をいじってみました。今回は、一部ユーザーには定番の、ただし完全にメーカーサポート外となるroot取得です。改めて説明しておくと、rootを取るというのは管理者権限を得るようなものです。UNIX系OSはrootディレクトリの下に各種ファイルが続く構造となっていますが、rootを取得することでSU(スーパーユーザー)となり、OS全域を管理下に置くことができます。
 歴史的には、UNIXはコンピューターがパーソナルでなかった時代にマルチユーザーを前提として設計されたOSです。そのため、エンドユーザーのアクセス権を制限することで改竄されては困るシステムファイル等を保護し、堅牢性を高める設計となっています。逆に言うと、普通にandroid端末を使っていると必然的にいじれない部分があるわけで、rootを取得することでその制約から解放されます。

 具体的なやり方はデバイス毎に違うのですが、TF101は枯れたデバイスなので簡単にrootの取得ができます。筆者はこちらを参考に同じツールを使いました。ただ、root取得まではうまくいったのですが、Root ToolKitではなぜかカーネルの書き換えが成功しないのでそちらはClockWorkModを使用しています。

 さて、rootを取得するメリットはと言うと、一つはカスタムロムやカスタムカーネルといった非純正のシステムを入れられることです。例えばオーバークロックのためにはそれに対応したカーネルが必要となります。もう一つは、デフォルトではインストールできないアプリが使えるようになることです。筆者は手軽に再起動できるウィジェトを配置しました。デバイスによっては最初から再起動ができるものもありますが、残念ながらTF101では一度電源を落としてもう一度つける必要があります。細かい点ですが、地味に使い勝手に影響する部分なので改善できるようになるのは有り難いです。

 おそらくYogaが届いたら途端に使用機会が減るであろうTF101ですが、手持ちで唯一のタブレットデバイスであることに変わりはありませんし、こと本を読むことに関してはやはりタブレットが一番快適に思えます。いつか新しいタブレットがやってくるまで大切に使っていきたいところです。
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