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 最近新たにマウスを買いました。アメリカに来てこれで4つ目、随分と増えました。今回入手したのはSteelSeriesから欧米向けに販売されている"CALL OF DUTY BLACK OPS II GAMING MOUSE"、その名が示す通りCod BO2とのコラボマウスとなります。気になるその中身は一言で言えば"SENSEI RAW"のカラバリで、形状も性能もオリジナルままと言って差し支えありません。ならオリジナルでいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、特筆すべきはその価格。米アマゾンで$28、執筆時のレートで換算すると約2800円という驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。

 概要についてはオリジナルのレビューを見てもらうとして、本機の個性となる表面加工について触れておきます。表面にはCoD仕様の塗装がされていて、塗膜の部分で僅かにテクスチャを感じることができます。よほど神経質な人でもない限り気になることはないかと思いますが、ともすると若干の重量増加を招いている可能性も無いとは言えないので、コラボモデルならではの弱点だと見なしてもいいのかもしれません。全体的にはマットな仕上がりで、ラバー仕上げのSENSEI RAWと同じ感触となります。

 なお、解像度調節の90DPI刻みは良くも悪くもオリジナルと同じです。100刻みを好むプレイヤーが多いのは確かで、ともすればマイナス要素と受け取る人もいるでしょう。ただ、そもそも細かくDPI調整できるマウス自体がレアであり、個人的には高いカスタマイズ性だと評したいところです。

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 実際に使ってみたところ、とても安定した動作を示してくれます。筆者が使っている"Experience I-2"は相性問題の出やすいガラス製のマウスパッドですが、問題は全く見られません。よく話題に上る微加速については筆者の環境(990DPI/半周5cm)では、意識すればわかるけど気になるほどではない、というところでしょうか。直線補正はわずかにかかります。ちなみに、リフトオブディスタンスは自動調整だとか。
 微加速はローセンシだと無視できない可能性が大きいのでプレイスタイルを選びそうですが、直線補正は経験上しばらくすれば人間側が補正されるので神経質になる必要はないかと思います。少なくとも一般向けのマウス(CM6000とか)よりは明らかに補正幅が小さく、素直なマウスと言って差し支えないレベルです。
 それ以外で個人的に気になったのは重さであり、Microsoft CM6000とRazer Abyssusという軽量級マウスをこれまで常用していた身にしてみると少々重たく感じられます。使い始めは小指が痛くなりました。とはいえ、本機が特別重たいというわけではなく、十分馴染める範囲だと思われます。

 総じて、信頼性の高いセンサーと細やかなDPI調整機能を備えた優秀なマウスだと思います。日本ではSteelSeriesのマウスは割高で手を出しにくいのが残念でなりません。さすがに3000円とは言わなくとも、SENSEI RAWが5000円で買えたらとても魅力的だとは思うのですが。ただ、上位のSENSEIと比べてみると、いくらか機能が削られたものの軽量化を果たしているので、1DPI刻みの解像度調整に魅力を感じなければこちらの方が優秀です。
Tags: マウス
 ThinkPadといえばラップトップですが、本体に限らず一部周辺機器にもその名を冠してるものがあります。その中から、今回は"ThinkPad Bluetooth Laser Mouse"を取り上げてみたいと思います。そもそもThinkPadには優秀なトラックポイントがついているので、他のマシンに比べればマウスの必要性は低いと言えますが、落ち着いて作業するときにはマウスが欲しくなるものです。本機はそんなシーンのために設計されたThinkPadファミリーの純正マウスです。

 ちなみに、筆者の場合はThinkPadに組み合わせるのではなく、Yoga 13で使うために入手しました。Yoga 13のタッチパッドは比較的大きく、反応も良好なのですが、それでもPCをサクサク動かすには少々使い勝手が悪いです。そのために、持ち出して使えるポータブルマウスを探していて辿りついたのが本マウスとなります。


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 いつも通りにLenovoでオーダーして、これまたいつも通りに箱の中の箱に入れられて届きました。マウス一個なにの送料無料で香港から届くと少し申し訳ない気持ちになります。小箱の中身は、マウス本体、電池、説明書二枚と非常にシンプルな内容です。豪華な梱包もそれはそれでいいものですが、環境に配慮したパッケージは好印象です。


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 本機は立ち位置的にビジネスユーザー向けマウスです。そのため、イルミネーションもなければDPI調整機能もないわけですが、唯一電池カバーのつくりは特徴的です。カバーを開けた様子はさながらカブトムシで、簡素ながらもギミック好きにはたまらない仕掛けが施されています。実用性の面でも、ワンタッチで開いてカバーを無くす心配が無いので便利です。

 ポータブル用ということもあり、一般的なものよりは小ぶりなサイズをしています。つまみ持ち専用と考えるべきでしょう。表面はThinkPadらしい艶消し黒、ロゴも印刷されてはいますが、無かったとしてもその質感と朱色のホイールですぐにThinkPadが連想できるデザインです。
 カタログスペックでは電池込みで97g。普通のマウス並みの重さです。ただ見た目の印象よりは重たく、小型ということもあり持ち上げるときにはその重量を意識してしまいます。残念ながら電池1本では動きませんでした。
 メインボタンは堅実なつくり。感触ではゲーマー向けモデルで多いマイクロスイッチに敵いませんが、その分クリック音が静かで耳につきません。セパレート式のボタンは十分に軽く、快適に使えます。ホイールはいまどき珍しいノッチありのタイプで、おそらく一周24刻みです。左右のチルトがついています。こちらも全く不満はありません。なお、ボタンはドライバで割り当てを変更できます。
 レーザー方式のセンサーは800dpi、Microsoft/Logitechの主流よりも少しだけ低いですが気にする人は少ないでしょう。リフトオブディスタンスは普通です。直線補正は弱く、CM6000よりもかからないので大多数のマウスよりも素直だと思います。マウスパッドとの相性は調べていませんが、一般的なレーザーマウス用のサーフェスで問題ないはずです。
 Bluetooth接続はスムーズそのもので、Yoga 13との組み合わせでは全く問題ありません。スリープから復帰した際や、マウスの電源を入れた際の再接続も迅速です。ただ、少し気になったのが、操作が途切れた時の待機状態に入るまでの時間で、結構短く頻繁に待機状態になります。バッテリーの持ちを優先しての設定だと思いますが、個人的にはもう少し長くてもいいかなと思いました。

 本機はとにかくシンプルなマウスで、最大の売りはその堅実さとなります。ThinkPadの名にふさわしく生産性を高めてくれること間違いないでしょう。また、Bluetoothマウスとしてはリーズナブルな価格で、手頃で無難なポータブルマウスを探している人にお勧めしたい製品です。
Tags: マウス
 以前マウスの感度設定について触れましたが、今回はその続きとして対になるマウスパッドです。
 かつては広く使われていたマウスパッドも、レーザーセンサーの普及とともにすっかり市民権を失いつつあります。ただ、センサーの進化でマウスが操作面を選ばなくなったとは言っても、マウスパッド有りの方が操作は安定する傾向にあります。そこで、布教も兼ねてマウスパッドの意義をアピールしてみたいと思います。
  1. 板面保護
  2.  当然のことながら、「マウスを滑らせる=擦る」なので机を保護する目的でのマウスパッドは必要でしょう。机の材質にもよりますが、長くマウスを使っているとどんどん表面がどんどん削られてしまいます。
  3. 均一な操作面の提供
  4.  マウスパッドはマウスの性能を引き出すためにありますが、中でも特に大事な要素に表面の画一性が挙げられます。机に傷をカバーし、どこでも同じ滑りを提供します。
  5. トラッキングのサポート
  6.  マウスの追従性はセンサーのスペックに大きく依存するのはもちろんですが、センサーと操作面との組み合わせにも大きく左右されます。適切なマウスパッドを用意することでセンサーの性能を十分に発揮させることが可能となります。
  7. 滑りのコントロール
  8.  一般ユーザーはあまり速度を求めていないとは思いますが、ある程度軽い方が快適です。実際には、パッド単体ではなくソールとの組み合わせが大事になってきます。

 さて、そこまで言うならマウスパッドを使ってみようかな、と乗り気になったとして、とりあえずそこら辺のものを持ってきたのではあまり美味くありません。多少は考えて選ぶ必要があります。
 なにはともあれサイズです。十分な操作領域は快適なマウスライフへの第一歩となります。まず横方向から考えてみると、FPSでは360度分回しますが、一般利用ならデスクトップの端から端まで動かせれば良いので、
  • 横幅 = 180度分 + マウス横幅 + マージン
となります。180度10cm、横6cmのマウス、マージンを5cmとったなら21cmですね。

 一方、高さですがこちらは使っているモニタに応じてサイズが変わってきます。今主流のアスペクト比16:9のモニタであれば、
  • 縦幅 = (180度分)*9/16 + マウス縦幅 + マージン
となります。上と同じ設定でマウスの縦が12cmの場合には約23cmです。
 お気づきの通り、マウスは縦に長いため、実は縦方向の長さも重要です。日本で一般向けに売っているマウスパッドは20x15cmが標準的なサイズですが、かなりハイセンシの人でないと苦しいです。

 サイズさえ決まればあとはもう好きなものでいい気もしますが、投げっ放しもあれなので定番を紹介したいと思います。

SteelSeries 3HD (25x21x0.2cm)
 ゲーマー向けブランドでお馴染みSteelSeriesのプラ系パッドです。サイズ違いで4HDと9HDがあり、3HDは日本向けの一番小さなサイズとなります。執筆時点ではAmazonで2100円とプラ系の中では最もお手頃な製品です。プラ系の中では割と普通の滑りというのが大方の評価ですが、それはあくまでもゲーマー用としての話。これまでマウスパッドを使ってこなかった人は滑りの良さにびっくりすることでしょう。裏面の処理もピカイチ。

SteelSeries QcK mini (25x21x0.2cm)
 こちらは同社の布系パッド。やはりバリエーション違いで様々なモデルが展開されています。布系なので実売1200円程と更にお手頃な製品です。プラ系と比べると滑りの良さでは劣りますが、逆に止めやすいという利点があります。また、マウス操作時の音も軽減してくれます。これの大型版はローセンシプレイヤーに長らく愛されてきました。

 なお、どちらもSteelSeriesなのは別に筆者が好きだからとかではなく、単純にお手頃価格で入手性も良好だからです。実際、筆者はプラ系よりもガラスパッド派で、布系でもQcK以外のものを愛用していました。かといって、一般ユーザーに実売4000円もするものや、サイズが40x28cmもあるものを薦めても仕方がないので、実用的なものを選んだつもりです。

 次回もマウスパッドの話の予定。
Tags: マウス マウスパッド